2026年1月7日 経済学部
【ゲスト講演者】
PwC Japan有限責任監査法人
公認会計士 筑井 真由 様(2016年文学部英文学科卒)
【講義の概要】
2025年12月16日、PwC Japan有限責任監査法人の公認会計士である筑井真由さんが、「自分の『世界』は自分で選ぶ」というテーマで講義を行い、自らのキャリアを通して“自分で選ぶ勇気”の大切さを語ってくださいました。筑井さんは文学部英文学科を卒業後、公認会計士としてPwC Japan有限責任監査法人に入社し、現在は会計監査のプロフェッショナルとしてグローバルに活躍されています。講義ではまず、公認会計士という職業の役割について説明があり、企業の財務情報を第三者の立場で監査し、経済活動の信頼を支えることが会計士の仕事であるとお話しされました。会計士は財務諸表の適正性を確認することで企業の信頼を守り、経営者との対話を通してビジネスを深く理解しながら、実践的な知識やコミュニケーション力を養うことができる。また、公認会計士のキャリアは多様で、自らの興味に合わせて働き方を選べるからこそ、選択した先でしっかりと向き合って働くことができるとお話されました。
続いて、筑井さんが所属するPwC Japan有限責任監査法人について紹介があり、PwCグローバルネットワークは世界136か国・36万人以上のスタッフを擁する世界最大級のプロフェッショナル・サービス・ネットワークであり、監査・コンサルティング・税務・法務などの分野を連携させて企業を支援していると説明されました。PwC Japanグループの東京・大手町オフィスはフリーアドレス制で柔軟な働き方が推進されており、自律性を持って働く文化があるそうです。
筑井さんは大学時代、将来への不安を抱えていたものの、シドニーへの短期留学経験や、なりたい職業ではなく、「海外で働きたい」「手に職をつけたい」などの理想の働き方を見つけたことから、公認会計士を志したそうです。2016年に試験合格・入社を果たし、入社5年目にはオランダへの海外赴任を実現。20か国以上の同僚と働く中で多様性やインクルージョンの重要性を実感し、文化や宗教を越えて率直に意見を交わすことが大切という学びを私たちにも伝えてくださいました。さらに、「仕事は人生のすべてではなく、ワークとライフの両立が大切」と語り、オランダでの長期休暇を取得する文化など多様な働き方に刺激を受けた経験などの貴重なお話を聞くことができました。
講義の後半ではリーダーシップにも触れ、「リーダーシップとはまず自分自身に対して発揮するもの」であり、自分の興味や好奇心を大切にしながら、選んだ道に責任を持つ姿勢が大切だという、印象に残るお言葉を伝えてくださいました。自分がどうしたいか、興味や好奇心を大事にし、それに基づいて、自分のキャリアを選んでいくこともできると教えてくださいました。また、「友人との旅行計画のような小さなリーダーシップから、周囲を巻き込む力をつける」ことも大切であるとお話されました。
最後に、ネルソン・マンデラの言葉“It always seems impossible until it’s done.”(どんなことも成し遂げるまでは不可能に思えるものだ)を引用し、「一歩踏み出す勇気が自分の世界を広げる」と私たち学生にメッセージを伝えてくださいました。
質疑応答では、英語学習や試験勉強法、仕事のやりがい、女性の働きやすさについても触れ、「やりがいは後からついてくる」「仲間と支え合うことが大切」とアドバイスしてくださいました。この講義を通じて、筑井さんの言葉から、自分のキャリアを自らデザインし、勇気を持って行動する大切さを学ぶことができました。
【講義の感想】
今回の筑井真由さんの講義を通して、私は「自分で選ぶ勇気」と「自分自身を導くリーダーシップ」の大切さを強く感じました。
特に印象に残ったのは、筑井さんの「リーダーシップとは、まず自分自身に対して発揮するもの」という考え方です。リーダーとは少し特別な資質だと思っていましたが、自分がどうありたいかを考え、主体的に行動することも立派なリーダーシップであると知りました。さらに、「小さなリーダーシップから始めていい」という言葉に励まされました。友人との旅行の計画や、グループ活動の中で少し勇気を出して行動することも、自分なりのリーダーシップの一歩だと思いました。
また、筑井さんが大学時代に「やりたいと思ってもなかなか踏み出せなかった」と振り返りながらも、そこから一歩踏み出して公認会計士を目指したというお話も印象的でした。その経験があったからこそ、海外赴任の実現や現在のキャリアにつながっているという言葉に、勇気を出して行動することの大切さを実感しました。私自身も「やってみたい」と思いながら、失敗を恐れて動けないことが多く、このお話はとても心に響きました。
この講義を通して私は、どんなに小さなことでも自分の興味や好奇心を信じて一歩を踏み出すことが、自分の世界を広げ、成長につながるのだと学びました。失敗を恐れるよりも「やってみたい」という気持ちを大切にし、自分で選んだ道に責任を持って歩んでいきたいと思いました。そして、いつか自分も周囲に良い影響を与えられるようなリーダーになれるよう努力していきたいと感じました。